犬の祖先はオオカミというのが、専門家の間ではほぼ一致した見解です。
骨や歯の形、数が全く同じ、足の指の作りや爪が出たままになっている、皮膚に汗腺を持たない、病気にフィラリアやジステンパーなどがある、昼と夜では夜の行動が活発、狭い穴ぐらを好む習性等、数多くの共通点があります。
犬は吠える声や遠吠えが代表的なコミュニケーション方法として知られていますが、そのほかにもキャンという悲鳴、甘えたり寂しい時のクンクンという鼻にかけた声、敵対するものへの唸り声も犬のコミュニケーション方法と言えます。
実はこれら全てがオオカミにも共通して見られる他、ボディーランゲージにも多くの共通点が見られます。
秋田犬は
日本犬グループのうちで、
国の天然記念物に指定されている唯一の大型犬種として日本のほか、主にアメリカでも知られています。
元々は秋田マタギと呼ばれる山岳狩猟犬でしたが、秋田県の大館(おおだて)地方で闘犬が盛んになったことで、体が大きく、強い犬を望む人々が増えてしまいした。やがて秋田マタギと土着犬とのの交配が行われ、秋田犬の原種が誕生しました。
当時はその出身地から大館犬とも呼ばれていました。
秋田犬といえば誰もが知っている忠犬ハチ公が有名ですが、秋田犬のふるさと秋田県大館市には全国でも珍しい犬をまつった老犬神社があります。この神社にはこんな悲しい言い伝えが残っています。
江戸時代の寒い冬の日、猟師が他藩に立ち入りする際に必要となる巻物を忘れたまま道に迷い、囚われの身となってしまいました。
猟師は途方にくれ、言葉が通ずるはずも無い秋田犬のシロに巻物を取りに行くよう話しかけたところ、シロは矢の様に飛び出して行ったのでした。
やがて自宅にたどり着いたシロは激しく吠え、猟師の妻に急を知らせたのですが、伝えることが出来ないまま、結局何も持たずに引き返しました。
猟師はもう一度、我が子に話すようシロに訴えたところ、再びシロは幾里の雪の山河を駆け自宅に戻って行きました。
再び自宅へ戻ったシロは、巻物のある仏壇の下で激しく吠えたため、ようやく妻は事態を理解し、シロの首に巻物を結び付けて送り出しました。
シロは愛する主人のため精魂尽くして戻ったのですが、時既に遅く猟師は処刑された後でした。
自分の責任を感じたシロは主人のすぐ後を負うように亡くなってしまいました。