秋田犬の場合、人を噛んでしまったとなると簡単には済ますことが出来ない状況が殆どです。最悪の場合、死に至ってしまうこともあるほか、莫大な損害賠償を支払わなくてはいけなくなる場合もあります。
愛犬が人に噛み付いて怪我を負わせてしまった時の保険は賠償責任保険というタイプで、損害保険会社で取り扱っています。月掛け金も数百円ですので、秋田犬の飼い主さんは絶対に入っておくことをお勧めします。
どちらに非があろうと、愛犬により相手が傷ついてしまったのは事実です。まずは相手を気遣い、飼い主として誠心誠意対応する気持ちが大事です。
当日のお見舞いには手土産を持参しまずは謝罪をします。当日はお互い気も動転しているため、今後の対応については一両日中に再度お伺いし、改めて説明させて頂く旨を伝えます。
2回目の訪問は間をおかず翌日には伺います。この際も手土産は持参したほうが良いでしょう。今回の件でご迷惑をお掛けしたことを改めて謝罪し、治療が終わった段階で損害賠償等の対応をさせていただくことを伝えます。同時に、治療には先方の健康保険を使用してもらえるようお願いしておきます。
秋田犬に噛まれた場合、点滴による抗生物質投与などの治療が1週間程度要します。治療期間中は被害者の方と最低でも2日に1回は電話連絡を取りましょう。
治療費は病院へ連絡し、後日飼い主側で一括清算するようにします。
治療が終わった段階で相手から実質的な損害額を伺い、飼い主側で考えていた金額に近いようであれば慰謝料と一緒にお渡しして示談とします。
動物愛護法のほか、民法第718条1項には、「動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。」とあります。
飼い主が犬種の性質を把握し、注意義務を尽くしたことを証明できれば、責任を逃れることができると解釈されています。
秋田犬にストレスを与えるような環境で飼っていないか、檻にはきちんと施錠しているかなどといったポイントが重要になってきます。
損害賠償には治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料などがあります。
当事者同士の話し合いで解決できるのであれば問題ないのですが、話がまとまらない場合は、専門家へ依頼し損害賠償額の算定をしてもらいましょう。
交渉がまとまった段階で、示談書2部を作成しお互いサインをします。示談書の作成により、治療費が更にかかった等の言いがかりがあった時に役立ちます。示談書は公正証書にすればもっと確実なものとなります。
犬をからかって怒らせたとか、不用意に手を出して咬まれたといった被害者側にも過失が認められる場合は、損害賠償額の減免につながります。
ただし、このケースはあくまで「減免」であって「免除」ではありませんので注意してください。人が傷害を負った場合は時として莫大な損害賠償金を求められることがありますので、傷害保険に加入しておくことをお勧めします。